株式会社 生科研

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土壌分析ご依頼の流れ

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土壌採取法

1.採取場所及び採取量

図1のように1圃場の3~5箇所から土壌を同量になるように採取し、それらを良く混合したものを1検体とし、その中の300~500gを送付用試料にします。

2.採取部位および方法

図2のように表土の2~3cmを払い除け、その下の深さ10~20cmの土壌を採取します。
採取するときは図3のように10~20cm程度掘り下げ、手を添えて移植ごて等で一定の厚さになるように垂直に掘り取ります。
土壌採取は、あなたの圃場の代表となる土を決める一番重要な部分で、正確な診断に繋がります。

3.果樹、茶園などの場合

幹の主幹から50~100cmの位置(もしくは樹冠の内側30㎝位)を南北に、2~3ヶ所を前述の採取部位及び方法の図2,図3の要領で深さ20cm、幅5~10cmの土壌を代表的な樹数本から採取し、良く混ぜ合わせて検体とします。

4.栽培期間中

栽培期間中に採取する場合は、うね肩表層の2~3cmを除く根圏域を畑の数箇所から採取します。1うねから採取する場合は左右ちどりで採取場所を決めます。液肥など追肥を行った場合は1週間以上あけて採取します。

ご注意

  1. 採土器は、ステンレス、プラスチック、竹、木へらなど土壌分析に影響のないもの用い、サビたスコップなどは使用しないでください。
  2. 正確な測定結果が得られなくなるため、肥料の粒が採取土壌に混入しないようにしてください。又、水たまりのあとや堆肥の堆積あとなど通常と異なる場所は避けて採取してください。
  3. 表層2~3cmは、追肥の溶け残りや、毛管現象で上がって来た塩類が集積している恐れがあるため採取時は混入しないように表土を優しく取り除いてから採取してください。
  4. 採取した袋には依頼書と対になるように氏名、圃場名等必要事項を油性マジックで記入してください。