なぜ分析が必要なのか
多肥栽培による弊害
近年、作物を栽培する土壌の栄養バランスの乱れが原因で、作物の生育障害による収量・品質の低下に悩まされる生産者の声を多く耳にします。
畑の土壌分析は人間における健康診断に例えられます。畑の健康状態を定期的にチェックすることで、その時の土壌の栄養状態を正確に把握することができます。土壌に合った土づくりや施肥を行うことは作物の健全な生育につながり、結果的に肥料等のコスト削減も可能になります。
土壌分析を通した畑の健康状態のチェックは、健康で美味しい作物づくりに不可欠な存在と言えます。
全国の耕地土壌の実態
これまで農業は「肥料は、やればやるほどとれる」という考え方が一般的で、戦後、化学肥料が普及するにつれ、毎年多量の肥料が使われ続けてきました。
ところが、最近、
“肥料を増やしても思うように収量が伸びない。”
“病害虫が増えてきた。”
“以前に比べ味や品質も落ちてきた。”
“何かがおかしい”…それは土に原因があるのかもしれません。
土壌が不健康になると、そこに育つ作物も健全な生育は望めません。
畑の健康診断「土壌分析」は土壌の健康状態を知る第一歩です。
なぜ土の健康診断が必要なの?
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「微量要素不足の土」では作物の品質や収量が低下します。
多量要素と微量要素の適正な成分バランスを、維持する事が不可欠です。 -
生産コストを抑えるためには、ムダのない適正な施肥が必要です。
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畑にリン酸や加里などが残っているところに、さらに肥料、堆肥を入れると作物が元気に育ちません。
生科研の土壌分析が選ばれる理由
健全な土づくり実現
土壌分析は、多量要素から微量要素までのミネラルバランスを知る畑の健康診断です。
毎年定期的な診断を受けることで問題点を把握し、健全な土づくりに活かしましょう。
健全になった土壌からとれるミネラル豊富で健全な農作物は、人を健康にします。
土壌分析により土壌の健全性を保つことは、健康産業としての農業を維持することにもつながります。